Yo! Men!元気かい。80年代のパンク以後ずっとひぼしだった俺のかいわいもようやく、日の目を見つつある。そりゃ、成功を収めたダチ公もいたけどさ、人間ちょっと間違えりゃ、世の中なんて知ったこっちゃないなんてカンタンに思えちまう。そういう連中は俺と一緒でずっと日のあたらないところでやってきたわけさ。60年代以来俺もいろんなム−ブメントの中で少しゃ恵まれたこともあったし、うまくいきかかったこともある。今思えばカンタンな話でそういうチャンスをものにして負けないだけのアクティブさと持続力を持っていればよかったわけさ。もちろん、それだけじゃないけれど、ある日突然流行は去って俺たちはオサラバつーのも多いけれどね。
 そんな俺たちにふってわいてきたのが、デジタル・レボリューションとインターネットつーわけさ。今んとこ順調にやってる。大金は稼げないけどね。そんなデジタル・レボリューションに俺をもって行ってくれたのがワイア−ドのボス、ルイス・ロゼットだった。アムステルダムで、ホール・アース・レビューのボスだったケビン・ケリーと葉っぱ吸いながら自転車に乗って遊んでいたっていうオールド・ヒッピーのオヤジだ。白髪まじりのビッグ・ヒッピーさ。ワイア−ド・ジャパンのパーティーの時は俺もあいさつしに行ったよ。あのオヤジたちのおかげて飯が食えてるっていうわけだ。もう一人はこの本つくっている極楽のオヤジ、粕谷君だ。どうだいダチ公、これがつるみ方さ。

 それで今俺がアングラ、パンク、オルタナティブの次のム−ブメントとして紹介したいのがフリンジだ。フリンジ・カルチャーというのは周縁文化とか訳す言葉で、ようするにメインストリーム、つまり主流のまわりのふちの部分の文化日本語に訳すと対抗文化だったり、もう一つの文化だったりしたものが、周縁の文化となっていったわけだ。その代表的なウェッブがフリンジウェアだ。フリンジウェアは紙のミニコミ、ジーンとしても出版されているので、アメリカに行ったときなんかに入手しよう。フリンジウェアの特徴はギズモというハイテク・オモチャの通販で、彼らのポリシー、ゲリラ資本主義の一部として繁盛して、最近は店まで開店して成功を収めている。同じフリンジ・カルチャーのボーイング・ボ−インは出版活動に力を入れているようだ。
 ファクトシート・ファイブはそんなジーンのム−ブメントを紹介する雑誌で、紙のジーンから、E-ZINEまで広範なジーンのレビユーに力を入れている。彼らの紹介するジーンのレビューは性からドラッグまで最先端カルチャーを探訪できる。
 バ−バムはDTPの先駆的な会社として注目されたが、デジタル・ビ−インという毎年マック・エキスポ・サンフランシスコでデジタル・カルチャーのマルチメディア・イベントを主催し、最近はウェッブでの展開を重視し、インターネットを使ったマルチ・ブロ−ドキャストを成功させている。イベント参加者はデジタル・カルチャー・シーンの大御所ばかりだ。
 最後に紹介しておきたいのはサイボ−ガニックの連中で、シスコのラモナ・アベニューに20人以上の若者が住んで、一種のコミュ−ンのような共同生活をしている。ラモナ・アベニューのメンバーの住む家をイーサーネットで結び、隣の家同士メールをやり取りしながら、一種のコミュニティーを作り上げている。毎週木曜にはTNDというパーティーを開いて参加者自由というやり方だ。ウェッブを見て、雑誌記事を読んで世界中から若者が集まる。パーティー参加者には元モンド2000の編集長R.U.シリウスを始め、シスコの顔役たちが集まるというオープンなパーティーだ。
 とまあ、そんなわけで、ダチ公この波を逃す手はない、今からパゲでもつくって一発あててくれ。期待してるぜ! じゃあね。

Hot Wired
日本版もでているワイア−ド誌のオンライン版。最初20人ぐらいで始めたという。普通のメディア経験者がいなかったことが、逆に新しいメディアを深く考える部分となっていったとマネージング・エディターのジュリ−・ピーターソンがいっていた。

FringeWare
どんどん成長してきたフリンジウェアのウェッブ。通販のページもごちゃまんといろんなものが並べられている。最初は雑誌フリンジウェアからの読み物が中心だったのだが、店まで開いたという通販の成功からだろうか。

Jon Lebkowsky,"Cyberdawg Barking"
フリンジウェアのメインライター、ワイア−ドのライターもやっている。ゲリラ資本主義の提唱者ジョン・レブコウスキ−のウェッブ。元モンド2000編集長のR.U.シリウスによる、彼のインタビューも読み物の一つ。

bOING bOING
ボ−イング・ボ−イングのウェッブ。雑誌のボ−イング・ボ−イングの方も充実していて、ちょっとアングラ系の書店ではフリンジウェアと並ぶ代表的なジーンの一つとなっている。つくっているマーク・フロウエンフェルダ−はカンタンに紹介するといかにもLAパンクスらしいやつ。週のうち半分はシスコのワイア−ドのオフィスにいる。すっごくいいやつだ。

BME
R.U.シリウスにいわせるとジェニタル・ピアス、つまり性器にするピアスほどタダしいものはないとウェッブでいっているが、それが見たければここしかない。ピアシング・ギャラリーをのぞいてみよう。

ネオ・コミュニケーション
サンフランシスコにあるパゲ制作会社のウェッブなのだが、自動車で旅して雑誌をつくっているというので有名になった雑誌モンクと日本でも知られている元アナ−キック・アジャストメントのニック・フィリップのウェッブなんかもここでつくっている。日本語のページもあって、社長を入れて4人ぐらいのメンバーのうち、大学で第二外国語として日本語を勉強をした連中だったりする。会話は無理だが作文は少しできるようでタドダトしい日本語でウェッブをつくっている。シスコのジャパンタウンのパゲも彼らがつくっている。

JET PACK MAGAZINE
昔はBuzznetといっていたが名前が変わった。ここはつながりはないのだが、一度遊びにいってみたいところの一つで、これからはE-ZINEだってガッツ−ンときたのがここからだった。今もセンスと内容は変わらずクオリティーが高い。知らない人は一度見てみることをすすめる。

Zines! Welcome to Factsheet Five-Electric.'Zines!
ジーンを紹介するジーンとして出発したファクト・シート・ファイブのE-ZINEのページ。ここからごちゃまんとあるレビューを追っていろんなジーンを追いかけていこう。セックス、ドラッグ、ロックンロール、テクノ、コンピューターと文化の最先端がある。

Verbum
毎年デジタル・ビ−インというマルチメディア・イベントをマック・ワールド・エキスポ・サンフランシスコの時に主催している、バ−バム。僕もレポーターとして参加経験を持つが、ハイテク・アート・ショーとして可能性の大きなイベントで、同時にサンフランシスコのローカルな有名、無名、アーティスト全員大集合みたいな世界なので、いろんな顔ぶれに会う。ちょっとすれ違ったのがEFFのジョン・バーロウ、グレイトフル・デッドの作詞家でもある、だったり、バークレーのカフェで自費出版の詩集を売りつけているオバチャンが舞台でポエトリー・リーディングしたり、トッド・ラングレンが登場したりと顔ティックでスポンテニアスな雰囲気がとってもいい世界だ。ここからビ−インをのぞいてみよう。

HAKIM BEY 
パゲの世界の思想家というとチョムスキ−とこのハキム・ベイが有名だが、チョムスキ−はシスコのラジオ局のインタビューなんかでもよく登場するので、親しみやすいがハキム・ベイはウェッブを通じてしか現れない。だが、その影響力は大きくて日本のパゲ界でも有名だ。思想、哲学の好きな人にはオススメする。

CALIBAN
サイボ−ガニックのメンバーの一人、ロッキー・ミュランのウェッブ。サーバーはウィンドウズ95のパゲなんかもつくっているオーガニック。アンビエントのバンドを組んでいるロッキーはオーガニックの3番目のメンバーだ。the best www siteというところをクリックしよう。クールな連中だ。

Brainstorms
サイボ−ガニックに入ったハワード・ラインゴールドのウェッブ。日本でも何冊か翻訳がでている。おそらく、サイボ−ガニックの一番年齢の高いあたりだろう。ウェッブをつくったのはリンクス・フロム・アンダーグラウンドで有名なジャスティン・ホールだ。ジャスティンはハワードの家で暮らしていた時期もある。

NET CHICK CLUB HOUSE
サイボ−ガニックのメンバーの一人。カ−ラ・シンクレアのウェッブ。ボ−イング・ボ−イングのスタッフでもある。ネット・チックは日本でも翻訳が進んでいる最中。さっきのJET PACK MAGAZINEでも書評があった。こういう先端的なものは日本でもアメリカでもすぐに話題になるものだ。ハッピー・ミュ−タント・ブックといいボ−イング・ボ−イングはいい仕事をしている。

yet another one of a billion home pages wasting precious bandwidth
サイボ−ガニックのメンバーの一人で、グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアのバンドにいた、スティーブ・バーコールのウェッブ。最近は自分のバンドをつくったようで、ライブ・スケジュールなども書き込んである。こういう世代を超えたつながりがいかにもシスコっぽいというか、サイボ−ガニックっぽい。会うとガール・フレンドはどうしてると気楽に声をかけてくれる。いいおじさんでもある。

teaser
サイボ−ガニックで毎週木曜にやるTNDというオープン・パーティーで一番元気な女の子だったサラのウェッブ。いつもたいがい写真一枚だけのページだったりするが、顔を見るだけで元気になってくるはず。絶対オススメ。サラの顔を拝んでほしい。キュート!


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