Boy Meets Girl 2
今年初め、ぼくはサンフランシスコに住むようになったのだが、昔日本でもあった学生のための2食付きの安下宿のようなところに住んでいる。で、コインランドリー付きなので、そこで、洗濯をするわけだが、ある日のことである。ぼくが電子辞書を使って英語を解読していると「あんたはラップトップのコンピューターを使っているのか」と金髪のインテリのネーチャンが話しかけてくるではないか。
辞書だっつーことをとりあえずいって「お前はなにをしているんだ」と聞いたところ、ソフトウェアの会社に勤めていてテストをしているという。インターネットはやっているのかと聞くと5つホームページを持っているという。ふーむ、なんたる偶然! Boy Meets Girlの原稿を思って現れたのか、なんとウェッブを5つとは強烈な登場であった。シスコにくる前はプリンストン大学で先生のアシスタントをやっていたという。インテリだがドスのきいた英語のべらんめえで話すネーチャンを前にアドレスも聞いてしまったが、読者には内緒だ。ぼくのプライベートな話だろ、だからだ。
で、この話にはオチがある。「ぼくの使っている乾燥機があと20分ぐらいで終わるから、そしたら、お前の番だ」といったら、「私はチャイナタウンに行って飯を食ってくるから、乾燥機が終わったら私の洗濯ものを乾燥機に入れて回しておいてくれ」といって乾燥機代の75セントを渡してくるではないか!、そうはいったってパンツもブラジャーも入っているものを、わけのわからない東洋人にいきなり、頼んで、パンツの一枚もなくなっていたらどーするんだ、ええ。なくなったブラジャーの一つでもあると下着泥棒にされてしまう。それではかなわないので、一応「ぼくは男だろ。お前は女だ。だからぼくはそれはちょっとシャイだ」といったら、わかったみたいで「そんなら、すぐに戻ってくる」といってチャイナタウンに一人でいってしまった。取り残されたぼくはどーする、フリルのついたパンティーの一枚でもなくなったら、パン泥ではないか。
さて、そんな気合いの入ったアメリカのネーチャンが、ぼくは大好きだ。日本人の女の子どころではない、男の子まで入れて、ずっと自由にやって、生きている。ノーといえない日本人じゃなくて、イエスといえない日本人だろ! といいたくなってしまう。
フツーの子、ユニークな子。
今回紹介するのは女の子個人のページばかりだ。普通の子から大御所のドスのきいたおばさんアーティストまで、たくさん入れてあるので見まくってほしい。女の子に推薦したいサイトもあるので、女の子もお見のがしなく。
最初に紹介したいのはどこといって切れ味が鋭いものがあるというわけでもない、ごくフツーの女の子、Eppie, HTML Goddess(http://www.users.interport.net/~eppie/)だ。ホームページの下の方を見ていくと可愛いヤンキー娘がでてくる。愛車トランクに乗ってよく旅しているようだが、引っ越しをしたようで、そのお祝いに花を贈ってほしいと書いてある。クリックしていくと、ネットの花屋のリストがでてきて、そこからプレゼントできるようにできている。男の子は花を贈ってみよう。女の子は花屋のリストを調べて自分のホームページでもやってみよう。見のがせないのはクイック・カムのコーナーで自分の写真がいろいろ撮ってあって、可愛いか? と書いてある。実は可愛い。
フツーの女の子といってもいろいろいる。ニューヨークでカメラマンのアシスタントをやっているというALISON'S BABELAIR(http://www.inch.com/~ace/Welcome.html)には自分の撮った写真がいろいろ紹介してある。写真ではなくてリンクを見ていくといきなり、female.anal.などという言葉がでてきて面白かった。日本語にすると「女性の肛門」というリンク先だ。だいたい肛門というのは自分では見れないわけで、鏡を使ってみるか、それでなければ写真で見るしかない。女性の性器も、まあ、そうだが当人にとってはいじれても見れないという微妙な世界だったりもする。当然毎日見ている人はいないだろう。そんなニュースグループにリンクするようにできている。フォトのコーナーの下の方を見ていくと、同性の写真があって男性を撮ったものより、表情のデリケートな部分までていて、面白い。女の子が女の子の写真をバンバン撮っていくとひょっとすると世の中が変わるかも。男性支配という構造的なメカニズムの中で女の子が女の子を表現していくだけで変わっていく気がする。そこを考えると女の子が女の子の肛門のニュースグループにリンクをつくっていくということが、なんだか奥の深いことに思えてくる。
さて、そんなフツーの女の子に対してもう少し自己主張する子たちもいる。先日シスコのホームレスを勝手に助けている、アクティビストたちのところに遊びにいったのだが、でてきたのは、なんとべっぴんのヤンキー娘の弁護士だった。ホームレスを相手にしているだけにオフィスは汚くて、イスもボロボロで玄関のあたりにホームレス、オフィスの中もホームレスという、とても清潔とはいえないところで政府と警官にバトーの言葉を浴びせながら仕事をしていた。
そんなアクティビストたちに興味があるなら、Barbara Ann O'Leary & Virtual Sisterhood (http://www.igc.apc.org/vsister/vsister.html)を見てみよう。フェミニズム系のホームページだ。やっぱり女の子の味方だいと、思っている男の子はこういうサイトからグローバル・ウーメンズ・ムーブメントにふれてみよう。勇気のある女の子は参加してみよう。地球規模の女の子のムーブメントを意識しないではインターネットはわかりませんぜ、ダンハン。
次もパッと見のおもしろさはないが、絶対よく読んで見ていってほしいのがLaura Lemay( http://slack.lne.com/lemay/)だ。CIAのマインドコントロールをさりげなくスモッグと語り、ノートをえんえん書いているだけかと思うといろいろな写真が隠れていて当人はけっこうかわいい女の子ではないかと驚く。ブックマークの方は10月のノートにしてあるので、ローラの顔と猫の写真が見れるようにしてある。90年代のジャンヌ・ダルクのような感じだ。文章はすっごくいい。単語が簡単なものばかりなので、読むのも簡単。
アーティスト、キャリア・ウーマン。
さて、アーティストを紹介していこう。Diane Fenster(http://www.art.net/Studios/Visual/Fenster/ritofab_Home/fenster.html) という女性アーティストのホームページは自分の作品、音、物語、動画までそろえてあってアーティストらしい感覚にひたることができる。作品は全部デジタル・データに置き変わってCD-ROMのような完成度の高いページが続く。プロフィールを期待してクリックしたのだが、なんだかでてこない。何回かに一回はヒットするという缶コーヒーのルーレットのようにでもできているのかと、何度もトライしたのだが、結局でてこないので、プロフィールは自分で探してほしい。
最後に紹介するのはすでに社会的なキャリア・ウーマンたちだ。Laurie Anderson(http://www.voyagerco.com/LA/VgerLa.html)、ローリー・アンダーソンといえば最近CD-ROMをだしたのでよく知られているが80年代からパフォーマンス・アーティストとして日本でもよく知られた、女の子、男の子のアイドルだった。ホームページはシアトルで皿洗いをやっていた元マオイスト、毛沢東主義者のボブ・スタインのやっているボイジャーにある。ローリーの仲間なのだろう。ローリーはそういった選択がうまい。80年代はナム・ジュン・パイクと90年代のデジタル・エイジにはボブ・スタインとコラボレートしていっている。キャリア・ウーマンの知恵ともいえるだろう。
さてずらりとそろった女の子たち、女性たち、自分のテイストでいろいろ見て歩こう。男の子にも女の子にもタメになるぜ。
Normal Girls
Eppie, HTML Goddess
http://www.users.interport.net/~eppie/
一番女の子のフツーのページなのだが、あまりに他愛なくて逆にほほえましくなってしまう。フツーの女の子の好きな人には楽しい。
Jennifer "J.C." Elbert
http://mirage.scl.ameslab.gov/jc/
最初のページから思わず女の子とデートをしているようになってしまうサイトだ。彼女の紹介してくれるものをいろいろと見てみよう。
jude shabry
http://www.netspace.org/~jude/
ベジタリアンでコンピューター・サイエンスを勉強している女の子のサイトだ。インディゴ・ガールズがフェイバリット・バンド。
ALISON'S BABELAIR
http://www.inch.com/~ace/Welcome.html
ニューヨークでカメラマンのアシスタントをやっている女性のサイトだ。アーティスティックな彼女の写真がおもしろい。
Unique Girls
Maura McHugh's home page
http://www2.tcd.ie:80/~mmmchugh/
フェミニストSFのページをよくもここまで、つくったエライ!と一言でてしまうアイルランドの女の子だ。男の子も絶対見てみよう。
Barbara Ann O'Leary & Virtual Sisterhood
http://www.igc.apc.org/vsister/vsister.html
ブラザー・フッドではなくて、シスター・フッドのサイト。フェミニズムなどの女性のムーブメントを応援しよう。
Margaret Irene Rutkowski
http://darkwing.uoregon.edu/~mrutkows/
女性のためなのだろうが、ひととおりウェッブのことがわかるサイトだ。ツールの紹介もあってこれから始めようとする女の子向きだ。
Laura Lemay
CIAのマインド・コントロールにやられている。たぶんスモッグだと語る女の子。文章がよくできているので、必読。
Girl's Artist
Diane Fenster
http://www.art.net/Studios/Visual/Fenster/ritofab_Home/fenster.html
デジタルなファイン・アートの作品が紹介してある。アーティスティックなものの好きな人は見てみよう。
Kristen's Evil Art Empire
http://kalypso.cybercom.net/~kristen/
見ていけば見ていくだけ奥の深いものを感じさせる女性のサイトだ。特にヌード・フォトはすごみさえ感じさせる。
Bari Koral & her band
http://www.users.interport.net/~howard/bari.html
フォーク・ロックのバンドをやっている女の子とそのバンドのページ。音がナチュラルでいい。バリのバイオグラフィーの写真は必見。
Renice Wernette's Arts Portfolio
http://ux1.cso.uiuc.edu:80/~renice/
イラストから写真、グラフィックまでシュールなイメージをつくっている。特に写真は深みがあっておもしろい。こういう女性もいることを知っておこう。
Proffessional Girls
Jenny Holzer
http://adaweb.com/adaweb/context/artists/holzer/holzer0.html
今年来日したNYのアーティスト、ジェニー・ホルツァーのサイト。意外にあっさりとできているところが逆になんだかおもしろい。
Frida Kahlo Home Page
http://www.cascade.net/kahlo.html
メキシコの天才アーティスト、フリーダ・カーロのサイト。だいたいの歴史と作品がわかる。しかし、この暗さはなんなのだろう。
Laurie Anderson
http://www.voyagerco.com/LA/VgerLa.html
ローリー・アンダーソンのホームページ。いろいろとごちゃごちゃあるので、ゆっくり見てあるこう。
Seanne-Marie's Private Place
プロフェッショナルとしてモデルをやっている女の子のページ。モデルという職業がきびしいという話が少しわかる気がする。こんな子をビキニにしちゃって。