98年のバーニング・マンで旧交を暖めたサイバー・バス



 サイバーという言葉がカッティング・エッジ、つまり時代の最先端の言葉として使われだした時代、サイバーという言葉の意味は、なんだかかっこよくてうずくような意識に行けるいい言葉だった。日本語にするとサイバーは電脳と辞書には載っている。サイバー・カフェは電脳喫茶、サイバー・ノートは電脳旅行者。サイバー・スペースの意味がでていなかったのがちょっと残念だが、電脳空間という言葉になるのだろう。語源はサイバネティックスから来ているといわれていて、サイバネティックスの意味は生物体の通信・制御機構と電子機器のそれとを比較研究する、制御と通信をあつかう学問と書いてある。

 さて、そんな言葉にヌレヌレになってしまうほどフェティッシュにサイバーという言葉を愛してしまう人もいれば、そんなにマニアックになれるかという人もいるだろう。とはいってもこういう電脳空間を散歩してここにたどり着いているわけだから、あなたも立派なサイバー・ノート、電脳旅行者なのだ。なに、いやだ、そんな横文字にはなりたくない。

 そんなあなたにオススメなのが、今回紹介するサイバー・バスの連中だ。サイバー嫌いもサイバー好きにも愛される彼らのお話を紹介したい。

 サイバー・バスというのは電脳空間にホームページがあるだけじゃなくて、実際に彼らはバスを持っている。銀色に塗装されたバスに自分たちのアドレスを大きく書いて、サンフランシスコのイベントを中心に登場するのだ。彼ら自身も髪の毛から着ているもの、顔までを、すべて銀色に塗って現れる。バフォーマンスには高い下駄のようなものをはいて3メートル近い身長で踊ってみせたり、旗をふってみせたりするので、けっこう目立つパーティーやイベントのいい余興役を演じるのだ。地元サンフランシスコでは最近、流行の一団となっている。イベントに欠かせない一味というわけだ。最近はスペース・カウガールズとかニンジャ・ガールとか、いろんなパフォーマーたちがいろんなイベントに登場して場を盛り上げているのだが、インターネットを中心にそういうパフォーマーたちがホームページやメ−リング・リストを使って活動を始めたのはサイバー・バスの一団からといってもいい。

 今までのアートではない、芸人に近い、エンタ−テイメントに富んだ活動は最近のサンフランシスコのアンダーグラウンド・シーンでは流行になってきているが、そういうアーティストたちと考えると早いかもしれない。でも日本で考えるアートというのとは全然違うのだ。もっとお祭りの芸人のような人たちと考えると早い。日本で考えるアートというのは日本ではアングラでもアメリカではメジャーなまじめなものだ。そうするとアメリカのアングラのアートを説明しなくてはいけないが、カンタンにいうと楽しめるもの、遊べるもの、度が過ぎるぐらい奇天烈で、これは見たことがありません、みたいな見せ物小屋のようなものが、アングラのアートというものだ。

 サイバー・バスはお祭りの見せ物小屋のトップ・タレントといったところ。ぜひ彼らの写真がいっぱいのホームページを見てみてほしい。

CYBERBUSS

http://www.cyberbuss.com/

サンフランシスコのパフォーマンス集団。サイバー・バスの文字通りサイバーなホームページ。結成以来の彼らの活動がおもしろおかしく紹介してある。ホームページもユーモアたっぷりなのでアメリカのアングラがいかに楽しい連中がやっているか一目瞭然でわかってしまう。日本の暗いイメージのサイバーという言葉をふっとばしてしまうページだ。

なんといっても彼らの活躍を知ろうと思えば写真しかない。写真点数はごちゃまんとあるのでモデムに気合いを入れて見ていってほしい。もちろんキュートなアメリカン・ガールたちの活躍もわかるぞ。

The Spacewalk Page

http://www.spacewalk.org/

CYBERBUSS VRTUAL SPACEWALK

http://www.cyberbuss.com/space/pg1.htm

去年の10月、24時間サンフランシスコの街を300人のアーティストが集まって歩いたというイベントのページで主催はウォリアー・ガールがやっている。本当はいろいろあったページだったが今は建築中がたくさんありすぎて見どころがとりあえずない。なので、サイバー・バスのその時の模様をレポートしたアドレスもつけておいた。

見どころはウォリアー・ガールの激文などなとだったのだが、今はどこかにいってしまったのでサイバー・バスのページで様子を知ってほしい。見ているだけでヘラヘラと楽しくなってきてしまうはず。誰でも楽しめること間違いなし。

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