ワイルドでアナーキーな国、日本と西海岸のアングラ!
さて、ぼくの著書「ネット・ボイス イン・ザ・シティ」がアスキ−から発行された。サンフランシスコのネット・カルチャーを取材してまとめた本だ。これが日本のアングラ・インターネット・シーンに多大な影響をおよぼすことを期待していたのだが、西海岸、サンフランシスコなんて日本に関係あるんですか、などとある人からいわれてあせってしまった。インターネットが日本のものだとは知らなかった。こうなってくると日本はおもしろい。日本独特のノリのいろんなものが登場してくるわけだ。デジタルだのネットだのが西海岸から始まったのを知らないので、一種の今でいう香港状態のような世界をつくりあげていくのが普通だ。そこに日本のワイルドでアナーキーなこの国の秘密があるのだ。年配の人ならわかるはず。日本て実はそういう国なんですよ。でも、西海岸というバックグラウンドには豊かなアイデアとか、さらに先をいってる連中とか、がいて見のがせないのだ。今月は半分はそんな中でも本に紹介した、おもしろいアメリカのウェッブを半分紹介して、さらに日本のものになってしまったインターネットのおもしろさ、日本ならではの楽しいものを紹介していきたい。
Kathy Acker
http://www.thehub.com.au/~hangdog/c/ak/
日本でも小説が翻訳されているキャシー・アッカーのホームページで、最新作のタイトルは「プッシー」、そのホームページのタイトルがプッシー・セントラル。思わず爆笑。本人はすごい美人だった。
この原稿を書いた時点でキャシー・アッカーは健在でしたが、98年始めガンで亡くなりました。哀悼。
TeleCircus San Francisco
http://www.well.com/user/tcircus/
レジデンツが参加しているのですごく話題になったウェッブだが、見どころはレジデンツばかりじゃなくて、ほかにもいろいろある。サンフランシスコのヒップなアート・シーンを見たければここだ。
Future Sex
ミニコミ、ジーンだったフューチャー・セックスがついにウェッブをつくり始めた。未来のセックスを考える人向き。サイボーグ化したセックスも夢ではない。快楽は人を開放していく。
FringeWare
ハイテク・オモチャ、ギズモの通販なんかをやっているフリンジウェア。おかしな商品がたくさんならんでいるので、通販でなにか買う人は日本でも多い。ミニコミ、ジーンも出版している。
村上朝日堂
http://door.opendoors.eccosys.com/span/asahido/
喫茶店のオヤジだった村上春樹が、直接いろいろ書いてるウェッブで、最新作「アンダ−グラウンド」についても読者への返事が掲載されていたりする。オンライン上で知りあうにはいいかも。
netVOW
http://www.apionet.or.jp/~neo3/vowlink.html
ネット上で街で見かけたおかしなものばかりをあつかう、昔の宝島誌でやっていた人気ページVOWをやっているところのリンク集。カヒヒミさんのVow Usa!はメチャクチャ笑える。必見だ。
Super MMK 1997
http://www.bekkoame.or.jp/~mmk/
ライターでもある原宿親父団、三浦君のやっているページだが、ポストカード・コレクションというページがメチャクチャおかしい。インターネットならではの世界だ。ほかのメディアではマネができない。
おバカの世界
http://www.ifnet.or.jp/~iwama/
バカな話ばかりが読めないほど、たくさんアップロードされている。読むのが少し大変だが、職場で読んでいて、思わず笑ってしまう可能性もあるといっておこう。パソコンの前で一人で笑うのもおかしいが。