ネットでお金稼ごう

Yahoo! JAPAN提携誌、月刊ヤフー・インターネット・ガイド(08年3月休刊)の連載記事「ネットでお金を稼ごう」から始まったメールマガジン。インターネットを通して一人の個人がどういう形でお金を稼げるかを紹介していきます。不定期刊。

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 これはメールマガジンの見本です。
      
   

             {ネットでお金を稼ごう見本第一号}

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●リード
サラリーマンにはなりきれず会社をやめてネットショップのオーナーに。たまたま出会ったルビーとサファイアの美しさにひかれ、これで生活できないかと模索し、たどりついたのがインターネットだった。自分の好奇心に導かれて、進んでいって大成功!

●サイト紹介
StoneHigh
http://stonehigh.com/
非加熱のスタールビー、スターサファイアを中心に売るオンラインショップ。岩城さんのミャンマー旅日記なども読める。掲示板には購入者からの感想がある。サイトはすべて自分で制作したものだ。


●成功へのポイント
自分が魅せられた商品をあつかった
小資金で始めて感触を得てから大きくした
外国からの買いつけなど豊富な経験があった

●岩城さん紹介
岩城憲一(いわきけんいち)
1954年3月生まれ、東京で育つ。国学院大学哲学科卒業。大学卒業後、世界を旅し、帰国してからは音楽スタジオで働くかたわら音楽活動をしていた。その後結婚、出産を機に会社員生活二年を経て現在に至る。


●本文
 ダイヤモンドと並ぶ宝石、ルビーとサファイア。それをインターネット上で販売するのが、今年五十歳になる岩城憲一さんだ。岩城さんのサイト、ストーンハイは三年間で約二十万人の訪問者数がある人気サイトとなっている。

 岩城さんのあつかう商品はすべて非加熱の天然石だ。通常宝石店で売られているルビーやサファイアのほとんどは加熱処理をされる。無色のものや、色の薄いものを、赤い色や、青い色に変え、さらに中に入っていた内包物やひびなどを消し、きれいな宝石として仕上げる。しかし、そういう宝石は一種の加工品だ。岩城さんの売る石はそうではない、自然石なのだ。

 岩城さんはルビーやサファイアをサイトでこんな形で紹介している。「太陽光で見ると6条放射による光の反射ときらきらする内包物(ルチル)など、地球の歴史を凝縮したような美しさ、面白さ、神秘性、また宇宙の産物」。これが、岩城さんの石に対する考え方なのだ。

●サラリーマンをやめての挑戦
 岩城さんがサイトを開設したのは01年の2月1日。サラリーマンをやめての挑戦だった。

 もともと岩城さんは大学を出ても就職という道は歩まず、アジア、ヨーロッパを五年間旅して歩いていた。長髪だった友人たちは髪を切って、社会人となっていったが、「それがどうにも俺にはできなくて。俺だけ取り残されていって」。

 岩城さんは、その後、舞台美術の大道具の制作現場で働いたり、タクシーの運転手などの遍歴を重ねて、バリ島の絵やジョクジャカルタの更紗、アートバティック(ろうけつ染め)を現地で直接買いつけ、売るようになる。アートバティックはほとんどは観光客向けだが、一部にアーティストがつくる、すぐれたものがあり「何か感じるものがあった」。それをテクノ音楽のパーティーで売ったり、友人のお店におろしたり、時には街頭で品を並べて自ら売ったこともあった。

 しかし結婚し子供ができてから岩城さんは、サラリーマンという定収入の入る道を選ぶ。外資系の医療検査キットを販売する会社の営業マンだった。職業安定所で見つけた仕事だった。

 そんなサラリーマンをやっている時期に行ったのが「ミネラルショー」という鉱物や宝石の国際的な見本市だった。そこで見つけたインド産のスタールビーとスターサファイアを綺麗だなと思い購入した。「休みの日なんかに時々縁側で見ていたんだ。俺が綺麗だと思うのだから、ほかにも綺麗だと思う人がいるんじゃないかと思って。だったらこれを仕事として売ることができないかなと思った」。九十九年のことだった。

●ネットだからこそできたショップ
 だがそうは言っても、宝石を大量に仕入れてお店をやろうということになると、かなりの資金が必要になってくる。岩城さんは宝石販売については素人だ。うまくいくかどうかもわからない。

 そんな時に、書店でたまたま見つけたのが「インターネットでお店やろうよ!」という雑誌だった。そして岩城さんの夢は会社をやめて、インドに行って石を購入して、インターネットにお店を持つことになった。だが、ルビーやサファイアについて調べていくとインドよりもミャンマーが名産地であることがわかった。岩城さんはミャンマー行きを決断する。 

 二〇〇〇年の7月に退社し、失業保険が給付される半年のうちに、開業する。それが計画だった。

 しかしミャンマーの首都ヤンゴンに着いてみると、岩城さんの考えた安くて質のいい石はなかった。そういう石はミャンマーでも高かったのだ。ヤンゴンの街を必死になって探すが、いい天然石はなかった。だが、たまたま入ったレストランのオーナーが、日本に住んでいたこともある、日本語のできる人で、相談を持ちかけると、宝石の産地にあたるモゴクの近くマンダレーという都市に弟がいると紹介してくれた。岩城さんはその弟を訪ね、その縁から石を仕入れることができた。だが一回目の仕入れは納得のいくものではなかったようだ。石は質のいいものがなかった。石にはめる枠と呼ばれる、銀の装飾部分の職人の質も低かった。

 うまく行き始めたのは二回目からだ。質のいい石を提供してくれるバイヤーと出会い、そのつながりから銀の部分を装飾する職人とも出会うことができた。
 岩城さんはこう言う。「普通のお店ならば、百個在庫があっても素人のものだが、ネットショップならば、五十個あれば買いに来る人はいる。資金がかからずにむ」。始めた時にそれが大きかったという。
 旅する人間と石とインターネットが結びついたのがストーンハイだった。


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●金田善裕(かねだよしひろ)プロフィール
1955年10月13日生まれ。著書に「100万ヒットホームページを作った人々」「個人ホームページのカリスマ」などインターネットをテーマにしたノンフィクション三冊、編著二冊がある。ほかに貧乏生活の知恵から激安サイトをテーマにした実用書を二冊書いている。オンラインマガジン奇天烈(http://www.kiteretu.jp/)を主宰。

   

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